2011年のまとめ

良かったこと

  1. 完全自作システムからMT4+自作への、大きな方針転換に成功しました。
  2. 統計学を少しだけ勉強した結果、バックテスト結果からは見えにくい「将来も通用するか?」を識別できる目が、少しだけ養われました。
  3. 10月に、統計的観点でロジックを見なおした結果、10月以降はどのロジックもバックテストどおり(より少し良いぐらい)の成績を維持してます。
  4. MT4⇔自作の同期はある程度うまくいっており、実口座の残高は本日時点で+30%弱(右側のグラフマイナス40%程度)増えてます。
  5. レバレッジ25倍までの国内規制強化は、ある程度の悪影響があり、収益性が下がってますが、心配したほどではなかったです。

課題

  1. どのロジックもEUR/USDばかりで、多様性という点で脆弱かもしれません。
  2. MT4⇔自作の同期処理に、たくさん課題が見つかりました。
    1. Firefoxを占有する方式であり、1台のPCあたり、1つのMT4⇔1つの同期システム⇔1つの証券会社口座だけに制限されます。
    2. 発注・決済までが遅いです。良いときで0.5秒ほど、悪いときで数秒〜10秒遅れます。
    3. 不安定な場合があり、Firefoxが真っ白で停止したり、複数起動したりします。
    4. 多数の証券会社に対応できるよう、証券会社に依存する部分は外部スクリプト化しましたが、そもそもスクリプトエンジンの仕様制限が厳しく、汎用性も低いです。
    5. テスト時間がなかなか確保できず、バグが残ってます。特にダメージが大きかったのは、資金が順調に増えて一部のロットを増やしたとき、誤動作し、猛烈に発注と決済を繰り返して1万円近くを失ったバグです。(携帯電話からの強制停止機能がうまく動作し、すぐに停止させました)

取組中

  1. ロジックの多様性を強化し、分散性を広げる目的で、GBP/USD、EUR/GBPEUR/CHFあたりのロジックをいまテスト中です。
  2. MT4⇔自作の同期処理を、ゼロから作りなおしてます。
    1. 自作システムの内部へIEを埋め込む方式です。1台のPCで複数同時に稼働させられます。
    2. 発注・決済が速くなり、常に0.5秒程度で安定してます。
    3. 動作そのものが安定しました。
    4. 証券会社ごとにC#言語の専用クラスを作る方式にしました。記述量が現行のスクリプトより少なく、仕様制限も軽減されました。
    5. ロットを増やすにあたって、現行システムより信用できます(現行システムと並行稼動させながら、少額の資金を掛けてのテスト&バグ修正を進めているところです)

課題は尽きませんが、おおむね順調です。
毎月、コンスタントに数万円増えてますので、税金関係も意識しださないと・・・。